東日本大震災 被災地緊急支援活動
(宮城県石巻市、気仙沼市、南三陸町、女川町など)
現況
活動内容
実施期間
2011年3月29日>>2011年5月31日
2011年6月1日以降は、
東日本大震災復興支援活動(6月1日~7月31日)
20011年8月1日以降は
東日本大震災 中長期支援活動(8月1日~実施中)
として継続実施しています
活動計画
当活動では、被害の大きい石巻、南三陸町、気仙沼市周辺の特に支援の行きと届いていない地域、避難所に焦点を当て、ニーズに基づいた支援物資の配布、地域間の支援ギャップを埋めるための活動を行います。
一方で、都市部の支援の行き届いていない地区に対しても、状況の調査を行い現状把握を行います。
さらに、PARCIC、IVY、いしのまき環境ネットと協力し、各団体のネットワークを生かし、ボランティア活動のコーディネートと交流促進を行いつつ、中長期支援活動を実施します。
(中長期支援につきましては、現在案件を策定中で、決定次第ご報告いたします。)
より大きな地図で PARCIC*APCAS活動地情報 を表示
当活動でニーズ調査を行ったり、物資を運搬している避難所マップです
メンバー
3月29日から5月31日まで実施されたジャパンプラットフォーム(JPF)による緊急物資支援活動は、パートナーNGOであるパルシックが中心となり実施され、アプカスメンバーが参加する形で行われました。
石川 直人(現地コーディネート責任者/月29日~5月30日フィールド)
伊藤 俊介(現地コーディネート及び後方支援担当/4月3日~4月15日、5月8日~21日フィールド)
6月からは、物資支援を一部継続しながらも、引き続きパルシックをはじめ、地元グループ、他のパートナー団体、研究機関と連携を広げ、アプカス自身でも中長期プロジェクトを立案申請し、実施しています。
パートナー
パルシック(PARCIC)
国際ボランティアセンター山形(IVY)
小国フォルケ・ホイスコーレ
いしのまき環境ネット
酪農学園大学
EPO北海道
予算
「アプカスフィールド基金」の寄付金を募り、より細かなニーズに現場レベルで対応する仕組みを作り、当活動をサポートします。
アプカス「フィールド基金」(PDF形式:現在募集中です)
活動報告
フィールドチームをサポート!
アプカス「フィールド基金」をご支援下さい。
私たちは、活動地であるスリランカで、2004年のスマトラ沖大津波などの自然災害や内戦の被災者へ様々な緊急支援を実施してきました。
私たちは、どの災害現場でも、今一番必要とされている支援は何かを現地の方々や関係者と共に考え、地域の繋がりを大切にしながら、緊急支援活動を実施してきました。今回の東日本大震災緊急支援活動でも「特に支援が届きにくい場所や弱い立場に置かれるグループに支援を届ける」をテーマに、思いを共にする個人・グループの皆さんと3月下旬から宮城県全域の被災地で活動しています。
4月初旬から、宮城県石巻市に拠点事務所と物資倉庫を構え、パートナー団体を合わせ常時10名ほどのメンバーとボランティアの皆さんが力を合わせ、石巻、気仙沼、女川、南三陸の65を越える被災者グループへ食料品、生活物資、資材などの緊急物資支援を行ってきました。また、遠隔地にお住まいの皆様が、被災地へ宅急便を使って直接物資支援をする「あくしゅプロジェクト」、ボランティア拠点の運営、炊き出しや交流企画の実施、自宅避難地区の実態調査も実施しています。
刻々と変化する被災地の状況ではありますが、現在、復興支援活動として、石巻市内の自治会の強化や自宅避難者のサポート、津波ヘドロの環境調査と下水用の側溝清掃、仮設住宅の住環境改善サポート等のプロジェクト実施に向けて、パートナーグループと共に現地で調整を行っています。
今後も東北で支援活動を継続しますので、その中で適宜使用させて頂きたいと思っております。
本来はご支援いただいた皆様お一人お一人に、活動経過の報告とお礼の連絡をすべきところではありますが、東日本大震災支援とスリランカ事業を限られたスタッフで両立させていくためには、想像以上に多くの時間を向けなければならない現実があります。大変心苦しいばかりですが、皆様からお寄せいただいた本当に温かなご厚意への個別のお礼を今はこの場をもってかえさせていただききたく存じます。
フィールド基金へのご支援ありがとうございました!私たちが活動を行う被災地には、今なお支援を必要とする被災者の皆さんやコミュニティが存在し、被災者のニーズに合った素晴らしい技術や思いを持っていながらも、資金難を原因に支援活動を取りやめる「支援する側」のグループも多くあります。
そういった「支援する側」「支援される側」を超えて、「技術」と「思い」を持った方をサポートし、繋げて行くこと。それこそが、現在の我々の使命であると強く決意を新たにしております。
小さな団体であるからこそ、海外で草の根の活動を続けてきた我々のような団体であるからこそ、見える事、お役にたてる事が、ここ東北にあります。
被災地の支援の行き届かない場所やグループを柔軟に支援することができる「フィールド基金」は、当会の活動の延長に合わせ、現在も募集を継続しております。
今後ともご支援のほど重ねてお願い申し上げます。
※なお、当初は4月30日までの応募となっておりましたが、当活動の延長に合わせ、現在も募集させていただいております。
アプカススタッフ一同
「フィールド基金」振込先
○郵便振替(ゆうちょ銀行)
19470 112711 特定非営利活動法人アプカス
(※他行からゆうちょ銀行へ振込の場合は、
「ゆうちょ銀行 948支店 0011271 特定非営利活動法人アプカス」となります)
○楽天銀行
リズム支店 (普)7032869
特定非営利活動法人アプカス
「フィールド基金」の使途
民間の避難所にまんがとおもちゃを提供○民間の受け入れ世帯で暮らす子どもの被災者へのマンガの購入
○美容師の被災者が無料で行っている避難所美容室へのはさみセットの提供
○石巻事務所のボランティア受け入れ用仮設住宅の建設支援(市内での住宅確保が難しい事態を受け)
○石巻市内自治会への防災用拡声器と中古パソコンの支援
○自らのコミュニティで建設・修理を行っている僻地避難所への工具(電動含む)と建設資材の提供(支援不足の避難所へ対して、自立をサポートする)
○フィールドスタッフの移動交通費など
現地のニーズは刻々と変化しております。その他の使途について、随時検討を行いつつ、使用させて頂きます。現在60名を超える個人・グループの方から、支援を頂きました!この場を借りて感謝申し上げます。
進捗状況
現場ニーズと避難所情報を確認しつつ、特に支援を必要としている避難所や被災者グループに必要な物資を運搬します。一方で、関係機関、地元グループとの関係を強化し、中長期支援への足場固めを行っています。また、パートナー団体、中間支援組織、研究機関とのネットワークを活用して、ボランティアの受け入れ、専門家派遣、後方支援活動に取り組みます。上記の活動に加え、仮設住宅を含む住環境の改善、漁業支援などの中長期プロジェクト実施可能性についても調査を開始しています。
緊急物資支援
○特に支援の行き届いていない僻地避難所、物資配給拠点、民間の被災者受け入れ世帯(民泊)への御用聞きによるニーズベースの物資支援
(岩手県陸前高田、宮城県気仙沼市、南三陸町、女川町、石巻市、牡鹿半島など)
(1)被災者グループへの食料品、生活物資、資材等の御用聞きによる緊急物資支援(パルシック、IVYと協働)
中期滞在のフィールドスタッフのべ10名、短期ボランティア40名による最大4チームでのニーズベースの物資支援
(上記地域の65以上の避難所・物資分配拠点・民泊に直接リクエストされた食料・調味料、燃料、衛生用品、薬品、衣料全般、衛生用品、資材、文房具などを被災地およびその周辺企業から購入し直接配布)
(2)外国政府、国際機関、企業からの大規模支援物資のマッチング(パルシックと協働)
東芝(ソーラーパネル・家電製品・光触媒スプレー)、カネカ(ソーラーパネル)、間仕切り(コクヨ)、水(ゼスプリインターナショナルジャパン)日本テトラパック(ロングライフ牛乳)、調理器具セット(グループセブジャパン)、歯ブラシ・歯磨き粉・洗剤(花王)、清掃用ウエス(クラレ)、介護用エプロン(グンゼ)、おもちゃ(日本玩具協会)、シューズ(ECCOJapan)、消毒液・アルガード(ロート製薬)、うがい薬(伊藤忠商事)、サージカルマスク(東陽)、パソコン(パナソニック)、木製折りたたみデスク&チェア(良品計画)、デジタルカメラ(カシオ)、クッキー(ANA)、ルーテル教会(味噌、醤油、野菜、洗濯機、乾燥機など)、タイ国政府(水、懐中電灯、ポロシャツ)、スリランカ国政府(紅茶)など
(3)アプカスフィールド基金による物資支援
マンガ、避難所内無料美容室へのはさみセット、自治会用拡声器など
(4)遠隔地から郵送による物資マッチング「あくしゅプロジェクト」
霧多布湿原トラスト、北海道国際交流センター、メノビレッジ長沼、EPO北海道、調布教会、などと連携
手造り味噌、ジャガイモなどの食料、下着類、生活用品、衛生用品、中古パソコン&電子辞書、洗濯機、書籍などを各避難所とマッチング後、各支援者が直接郵送
ボランティアの受け入れと業務調整
○ボランティアの受け入れ態勢の構築(パルシック、酪農学園大学などと協働)
(1)酪農学園大学学生ボランティアチーム現地活動コーディネート
4/30~6月下旬 大学教員を含め各班5名、合計40名程度を一週間交替で受け入れ
(2)一般ボランティアを受け入れ(パルシックと協働)
北海道、東京、札幌、大阪、京都などからのべ30名以上受け入れ。今後も継続予定
(3)気仙沼市本吉「浜区ボランティアセンター(はまセン)」へのボランティアチーム派遣
顔の見えるボランティア活動、小規模ボランティアセンターを積極支援
都市部のコミュニティ支援
○孤立化しやすい都市部の被災民の実態調査と支援 高齢者世帯や自宅避難者に焦点を当てて
(1)石巻市内の複数自治区の実態調査および支援活動、自治機能の強化へ向けたサポート活動(石巻市鹿妻南・大街道周辺)
情報の発信と共有
○ツイッターやグーグルマップなどのインターネット技術等を利用した情報共有とピンポイントの物資支援体制、支援者との連携体制の確立
(1)ツイッター「apcas_tohoku」による情報発信と共有
既存の枠組みを超えて、より広範なネットワーク構築を目指して
(2)あくしゅプロジェクト
遠隔地からの郵送による物資マッチング
中長期支援活動の調査・立案
○現地グループとの協働とネットワーク強化【パルシックと協働、一部実施中】
(1)いしのまき環境ネット(石巻市)の活動サポート及び共同プロジェクトの立案
衛生微生物資材の活用、石巻市民の声を届ける窓口作り、市民農園による心のケアプロジェクトの共同立案
(2)つながる炊き出し隊(山形県・石巻市)の活動サポート
炊き出しボランティアの派遣および炊き出し実施調整業務のサポート
○小規模集落における仮設じゃない仮設住宅の建設支援【実施可能性検討中】
(1)南三陸町、牡鹿半島などで仮設住宅建設支援プロジェクト立案に向けた現地調査
(コアハウジング、建材の地産地消、耐久性と快適性、自己敷地への仮設建設などをキーワードに)
○漁業を中心とした生業支援活動【実施可能性検討中】
(1)南三陸町、牡鹿半島における被災漁師グループへの支援プロジェクト立案に向けた現地調査
○被災者が有償ボランティアで参加する復興支援【実施可能性検討中】
(1)上記活動と連動
活動内容
3/31:
Aチーム(先遣隊)発。新潟、山形県小国町で情報収集、物資調達
4/1:
山形から石巻へ。IVYと共に女川周辺の小規模避難所に長靴と下着を配布
4/2:
石巻、南三陸町、気仙沼と45号線沿いに北上予定。周辺の特に支援が届いていない避難所の洗い出しとニーズ調査、物資配布準備
4/3:
Aチーム(先遣隊):女川、気仙沼周辺地域で引き続き、ニーズ調査と物資配布/Bチーム(後発隊):出発。山形に合流しで物資購入。長靴、サンダル、チーム用事務用品など
4/4:
Aチーム:女川、気仙沼周辺地域で引き続き、ニーズ調査と物資配布/Bチーム:山形で物資購入。消臭剤、女性下着、うがい薬など。東松島で合流
4/5:
Aチーム:石巻市内の物資リサ-チ。国際ボランティアセンター山形(IVY)と共に石巻の新共同拠点を選定/Bチーム:Aチームが昨日まで行ったニーズ調査に基づき、南三陸町歌津町周辺の各避難所で物資配布とニーズ調査。
4/6:
Aチーム:気仙沼市唐桑町でニーズ調査、物資の配布/Bチーム:女川、牡鹿半島でニーズ調査、物資配布
4/7:
Aチーム:IVYとの調整、事務作業/Bチーム:女川、牡鹿半島でニーズ調査、物資配布
4/8:
未明発生の地震に宿泊先の小学校で対応。1チーム休息。残りメンバーは、石巻で翌日配布予定の物資調達。菱沼合流し、3チーム体制に。
4/9:
石川、菱沼、伊藤で、陸前高田、気仙沼、南三陸町のニーズ調査および物資運搬を実施
4/10:
IVYの皆さんと共に3チームに分かれ、南三陸町、女川町、ニーズ調査および物資配布
4/11:
牡鹿半島に支援がほとんど届いていない緊急性の高い避難所をフィールドチームが発見。飲料水すら不足している状況を少しでも早く改善するために物資運搬を実施
4/12:
石川、伊藤は、石巻から釜石方面を視察。物資運搬チームは南三陸町で建材や工具を運搬。別チームは、石巻で小さな単位のリクエスト物資を調達と石巻市内のニーズ調査、拠点倉庫の整理。フィールドチーム6人に増加。
4/13:
今後のニーズを見据え、日本玩具協会会員企業から、おもちゃ提供を受取。フィールドチームは、牡鹿で行われる炊き出しのサポート。
4/14:
石川、伊藤、スリランカの海外青年協力隊OBなどの方を交え、牡鹿半島の各避難所を訪問。翌々日の避難所への「牛肉」運搬の準備。
4/15:
石巻事務所の支援物資の整理。受け入れ拠点の準備開始。石巻市市内物資の調達。
4/16:
「土曜は肉の日」作戦。山形県の企業の協力の下、牛肉200kg、野菜、豆腐などを以前から要望の強かった食材を陸前高田、気仙沼、南三陸町、牡鹿半島の避難所に運搬。伊藤が後方支援に回るために函館へ。
4/17:
物資保管用の簡易倉庫を建設。ボランティア受け入れ態勢の整備。避難所難民の調査。
4/18:
南三陸町で、焼き魚の炊き出し、ソーラーパネルの設置(東芝)、間仕切りの導入(コクヨ)などについて各避難所と調整。拠点の物資の整理と在庫管理。物資のマッチングプロジェクトの立ち上げ。
4/19:
フィールチームが7人体制。南三陸町に物資運搬、石巻市北上の避難所を新規開拓し、ニーズ調査を実施。酪農学園大学と学生ボランティアの受け入れについて調整。
4/20:
物資マッチングプロジェクトのシステム構築と調整。調理用具(グループセブ ジャパン)、ロングライフ牛乳(日本テトラパック)、衛生用品(花王)、ソーラーパネル(カネカ)等の寄贈を受け、各避難所と調整。フィールドチーム1チームは、牡鹿半島で炊き出し。
4/21:
宮城県北上町、雄勝方面の避難所の調査、ニーズ調査開始。別チームは石巻市内の複数の避難所にも衣料品を中心に運搬。避難所間の余剰物資の融通・調整サポート開始。
4/22:
牡鹿半島へニーズ調査と物資運搬。中長期の支援に関するヒアリングを開始。
4/23:
石巻市内、南三陸町で物資配布とニーズ調査。気仙沼で炊き出し。
4/24:
拠点で物資の整理とボランティアの受け入れ態勢の整備。石巻で復興関連の会議に参加。
4/25:
拠点で物資の整理とボランティアの受け入れ態勢の整備。雄勝方面へ新規避難所のニーズ調査。
4/26:
南三陸町ベイサイドアリーナなどに物資配布。スリランカ大使の被災地訪問調整。気仙沼で炊き出し。後方支援組は、酪農学園大学黒澤記念講堂で当活動に関する報告と学生ボランティアの受け入れに関するオリエンテーションに参加。
4/27:
気仙沼で物資配布とニーズ調査。牡鹿半島でソーラー関連の調整。当活動に関する報告と学生ボランティアの受け入れに関するオリエンテーションに参加。JICA札幌、EPO北海道で情報交換。
4/28:
ソーラー発電機(カネカ)12台のの運搬と設置を雄勝地区で。スリランカ大使被災地訪問コーディネート。
4/29:
雄勝地区でソーラー発電機配布。拠点物資の整理。東京、大阪からボランティア11名受け入れ。
4/30:
酪農大ボランティア一次隊4名受け入れ。GW期間の20人規模の活動開始。牡鹿方面、雄勝方面への物資の運搬。石巻市内、牡鹿での瓦礫撤去活動。
5/1:
ボランティアメンバーをローテーション制でチーム分け。1チームは、石巻市内で物資調達、残り2チームは、雄勝半島・石巻市街地、気仙沼・南三陸町の各避難所に食料と衛生用品などの物資の配布とニーズ調査を実施。
5/2:
牡鹿半島、気仙沼方面、女川・雄勝方面、東松島市の各チームに分かれ、ニーズ調査と物資配布。また、石巻市内半壊住居、気仙沼市小泉浜ボランティアセンターで瓦礫掃除チームを派遣。北海道新聞みなみ風にあくしゅプロジェクト記事が掲載。タイ国政府の支援物資を調整。
5/3:
牡鹿方面では物資の配布と共に刺身などの炊き出しを実施。南三陸町方面にニーズ調査と物資配布。引き続き、石巻市内半壊世帯、気仙沼市小泉浜地区、牡鹿半島ワカメ工場で現地滞在型の瓦礫掃除にチーム派遣。仮設住宅に関する進捗状況をヒアリング。
5/4:
東松島市方面、南三陸町方面へ物資運搬。牡鹿半島、気仙沼市小泉浜で瓦礫撤去。5名のボランティアで拠点倉庫整理。
5/5:
GWボランティアの皆さんが活動終了。気仙沼市小泉浜瓦礫撤去、石巻市内で物資調達。あくしゅプロジェクトについて北海道国際交流センター(HIF)で打ち合わせ参加。
5/6:
気仙沼市小泉浜瓦礫撤去、女川・雄勝方面へ物資配布、石巻市内で物資調達。
5/7:
酪農大ボランティア二次隊4名受け入れ。東松島市避難所の畳搬入。運搬物資の調達と倉庫整理。
5/8:
気仙沼本吉・南三陸方面、本吉総合支所に間仕切り(コクヨ)運搬、石巻市内泥かき、石巻市鹿妻南地区の在宅避難者調査。
5/9:
南三陸町・気仙沼方面、雄勝方面、女川町、鹿妻南配布へ計4チームが配布。東松島市で炊き出し。
5/10:
避難所の現状を総ざらい作戦。気仙沼方面、南三陸方面、雄勝・北上方面、女川方面の4チームが、現存しているできるだけ多くに避難所に足を運び現状調査開始。また、復興住宅関連のネットワーク構築。
5/11:
避難所の現状を総ざらい作戦二日目。
5/12:
南三陸町、気仙沼市本吉、物資配布。夏物衣料ニーズ調査。
5/13:
南三陸町で仮設住宅関連のヒアリング。酪農大学ボランティアチームは、気仙沼市本吉「はまセン(浜区ボランティアセンター)」へ派遣。夏物衣料ニーズ調査。
5/14:
酪農大学ボランティアチーム第2班帰路へ。第3班受け入れ後、石巻市内で泥かき。石巻市内で納豆とスニーカーの物資配布、牡鹿半島で住宅関連の調査、気仙沼市本吉のボランティアセンターでヒアリング、夏物衣料ニーズ調査。
5/15:
南三陸町、牡鹿半島で住宅関連の調査。夏物衣料ニーズ調査。あくしゅプロジェクト延長決定。スリランカ政府派遣チームと交流。
5/16:
酪農大学ボランティアチームを気仙沼市本吉「はまセン」へ派遣。
5/17:
タイ国政府の支援物資調整。石巻での炊き出し。
5/18:
気仙沼・南三陸町方面物資配布。
5/19:
南三陸町住宅・漁業関連調査。炊き出しグループ、いしのまき環境ネットと意見交換会。
5/20:
石巻市内で、半壊世帯の現状、応急修理制度など被災支援に関するヒアリング調査。スリランカ政府関係者被災地訪問サポート。
5/21:
伊藤が石巻から函館へ。酪農大学ボランティアチーム第3班帰路。その後第4班受け入れ。南三陸町仮設住宅関連で被災者ヒアリング。
5/22:
石巻市鹿妻南地区で今後の自治会運営について協議。石巻市内大街道周辺の実態調査および片づけ支援。牡鹿・女川へ物資配布。
5/23:
石巻市内の悪臭改善のための有効微生物資材散布作業に参加。被災者の生活実態調査
5/24:
南三陸町荒砥地区、石巻市三ッ股地区ででフィールド調査。フィールド基金より、石巻自治会へハイパワーメガホンを購入。
5/25:
石巻市大街道南に物資配布。
5/26:
女川、牡鹿へ物資配布。北上町で流失した特産品のスレート拾い。石巻市三ッ股で被災者の生活実態調査。
5/27:
鹿妻自治会と調整。気仙沼、南三陸方面配布。北上町で炊き出し実施。
5/28:
鹿妻南配送および倉庫整理。
5/29:
物資の調達および倉庫整理。地元関係者と交流
5/30:
鹿妻南で生活実態調査アンケート集計作業。女川町物資配布。
5/31
鹿妻南で生活実態調査アンケート集計作業。石巻市大門町で生活実態調査。前日の強風被害で壊れた家屋の修理。
これ以降の活動につきましては、
東日本大震災復興支援活動ページに掲載しております。
簡易レポート
ここまでの雑感ですが、「石巻」、「気仙沼」、「南三陸」など市町村レベルで考えると混乱が生じると思います。たとえば石巻は中心街は大手スーパーなども復旧し、活気もでてきてますが、沿岸部は変わらず支援が必要な地域です(石川、4月4日)
NGOの海外のフィールドでのノウハウは、日本の被災地の復興の際にも想像以上に有益であると活動を続ける中で思い始めています。多くの人は、自立の重要性を理解されていますが、今回の大災害の復興支援ではどういった「自立」の仕組みが考えれるか模索を始める時期ではないでしょうか。
お見舞い金や「○○」の提供といった「被災者=与えられる人」、「支援者=与える人」という構図から、一歩前へ進めるより柔軟な方法を考える必要があると思います(伊藤、4月8日)
石巻など都市部の被災者にも支援が行き届いていない現状が見えてきました。最初の10日間ほどは、より奥地の支援届いていない避難所を探し出し、住民の要望が高い物資の供給を行いました。しかし、僻地の被災住民はもともと「行政サービスの恩恵が少ない」ことから、自立心が高く、それを補完する「互助」のネットワークがあり、逆境の中でも助け合う関係が大きなセーフティネットになっています。一方で、都市部の被災地は全体的な復興の優先度は高いものの、住民間のは互助の関係が僻地ほど強くないため、支援が届かない人への影響も大きくなる傾向があるように思います。現在、僻地の避難所にも物資が充足され始めてきています。これからの活動では僻地に加え、都市部の支援の行き届いていない地域やグループのニーズ調査も行っていきたいと考えています(石川、4月12日)
物資については、物資を自らで調達する避難所も多くなってきましたが、継続的な支援が必要な避難所への物資提供に加え、仮設住宅建設の入居を見据えた物資の準備も必要になってくると考えています。
仮設住宅の建設も急ピッチで進んでいるようですが、仮設住宅の「土地の選定」の問題はないか?「災害弱者のグループ」、例えば二次被災世帯(家は壊れていないが、周りの人が仮設住宅に入居してしまい空洞化した地区で暮らす世帯)への配慮はなされているか?等の観点から、避難所に足を運び、お話を聞いています。また、住宅やインフラ設備などのハード面が整えばいいというわけではありません。仮設住宅で起こるコミュニティ特有の問題など、ソフト面でNPOやNGOが積極的に関わって行く必要があると思います。住宅の戸数といった「量」の問題ではなく、住宅環境などの「質」の問題こそ、重要です(伊藤、5月1日)
フィールドの風景
日本の皆様へ
3月11日に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により多くの貴重な人命が失われことは、スリランカでも大きなニュースとして報道され続けております。

普段、アプカスのスタッフは、スリランカと函館に分かれて仕事をしていますが、災害発生後から全てのスタッフが「何ができるんだろう」という自問の中にいました。そこに国籍も国境もありません。
我々スタッフは、アプカスのスリランカにおける活動の中で、天災や内戦により大切な人を失い、故郷を追われる多くの人を現場で見てきました。人々の悲しみの叫びを心が引き裂かれそうになりながら聞き、自らの無力感を痛感することも少なくありません。
被災後の日本の光景を見ていると、スリランカの大きな災害現場と変わらない光景があります。そこには、我々の現場と同じように、多くの支援を必要としている方々と声なき悲しみがあり、それは距離を超えて、痛いほどに伝わってきます。
日本の人々は、多くのスリランカの被災地に手を差し伸べてくれました。
アプカス コロンボ事務所前にて
我々アプカスは、日本とスリランカの人々の繋がりの中から生まれ、活動しているということを今ほど自覚する事はありません。私自身も2004年12月に起こったインド洋大津波の復興事業に携わってきました。そういった経験やネットワークを今後どう生かせるか、スタッフと共に考えていきたいと思っています。
被災者された皆様に謹んでお見舞い申し上げますとともに、愛する日本の復興を心よりお祈り申し上げます。
アプカススリランカ事務所代表
ダグラス チャンダナ クマーラ
2011年度 アプカス活動一覧
東日本大震災復興支援活動(6月1日~)




